【作曲の壁を突破】コード進行が浮かばない時の“ひらめきリスト”

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第4回:【作曲の壁を突破】コード進行が浮かばない時の“ひらめきリスト”

「作曲をしよう!」と思っても、「コード進行が浮かばない…」 そんな瞬間、ありませんか?
せっかくメロディが浮かんでも、コードが決まらないと前に進めない。
そんなときに使える“ひらめきリスト”をまとめました!

この第4回では、そんな“迷いの時間”を突破するためのアイディア集をご紹介します。
テーマ・構成別・展開別など、状況に応じて選べるアイディアを多数掲載。

第1〜3回の内容を補完しながら、初心者でもすぐに試せるテンプレート形式で紹介します。
曲づくりの壁を突破するヒントが、きっとあります。

あなたの曲づくりにぴったりの進行がきっと見つかりますよ。

コード進行シリーズ一覧(全5回予定)

ひらめきリストの使い方

  • まずは「テーマ」や「構成」など、今の曲の状態に合うカテゴリを選ぶ
  • 気になる進行をDAWに打ち込んで、メロディを乗せてみる
    もしくは、ギターでコードを弾いて鼻歌でメロディを乗せてみる。
    ※ DAWとは(Digital Audio Workstationの略称)
    違和感があれば、別のタグやパターンに切り替えてみる

テーマ別コード進行アイディア集

テーマ コード進行例 雰囲気の特徴
切ない Em → C → G → D
※ Key=Gの場合
少し暗めで、感情が揺れる感じ
優しい C → Am → F → G 柔らかく、安心感のある響き
高揚感 C → G → Am → F 明るく前向き、サビ向き
不安定 Dm → Bb → Gm → A (Key=Aマイナーなどで使うと)
映画音楽のような緊張感のある展開
ノスタルジー C → Am → Dm → G 昔を思い出すような、優しく懐かしい響き
切迫感 Am → F → G → E 緊張感があり、物語が今にも動き出すような印象
勇ましさ D → G → Bm → A 力強く前進するような、ヒーローのような雰囲気
哀愁 F → Dm → Bb → C 少し寂しげかつ、心に残る余韻がある
(Key=F における場合)
夢見心地 Cmaj7 → Dm7 → G7 → Em7 やわらかく浮遊感のある、幻想的な響き
👉 補足:「解決感を出したい場合は、Em7 ではなく Cmaj7で締めるのもおすすめ。」
疑念 Dm → Gm → A7 → Dm 不安定で、物語の転換点に合う
安堵 G → C → D → G 明るく落ち着いた、安心感のある進行
静けさ Am7 → Dm7 → G7 → Cmaj7 夜や雨の日に合う、穏やかで静かな雰囲気
情熱 E → B → C#m → A 熱量があり、感情が爆発するような進行
期待 C → F → G → C 明るく前向きで、始まりや希望を感じさせる

なお、”雰囲気の印象”は主観的なので、人によって印象は異なります。

テーマタグ別コード進行アイディア集

ピアノ

構成パターン別コード進行アイディア集Bメロで展開したいとき

  • IV → V → vi → I
  • ii → V → iii → IV
    ※ 例としてKey が C の場合は、
    F → G → Am → C
    Dm → G → Em → F

サビで盛り上げたいとき

  • I → V → vi → IV(王道)
  • vi → IV → I → V(少し切なめ)
    ※ 例としてKey が C の場合は、
    C → G → Am → F
    Am → F → C → G

Aメロで雰囲気を作りたいとき

  • I → iii → IV → ii
  • I → IV → I → V
    ※ 例としてKey が C の場合は、
    C → Em → F → Dm
    C → F → C → G

展開に変化をつけたいときのアイディア

ギターとコード

■ サブドミナントマイナーで雰囲気チェンジ

コード例:F → Fm → C

「F」は明るく安定した響きですが、「Fm」に変えることで一気に切なさや陰りが生まれます。
この流れは、明るい場面から少し感情が揺れる瞬間にぴったり。
例えば、サビの終わりやBメロの後半など、物語が少し変化する場面で使うと効果的です。

Point

F(明るい)→ Fm(切ない)→ C(落ち着き)という流れで、
感情の起伏を表現できるメロディが少し下がるような動きと相性が良い

補足:ただし、キーがCのときに特によく機能する進行です。
他のキーでは対応する場合には、IV → iv → I の形に置き換えてください。
(例:Key = G ならC → Cm → G)

■ 代理コードで色味を変える

代理コードとは?初心者向けのやさしい解説

代理コードとは、コードの「機能」が似ているもの同士を入れ替えることで、響きに変化をつけるテクニックです。
音楽理論では、コードにはそれぞれ「役割(機能)」があります。代表的なのは以下の3つです。

コードの3つの機能

機能名 役割 代表コード
トニック(T) 安定・休息 C、Am、Emなど
サブドミナント(SD) 転換・準備 F、Dmなど
ドミナント(D) 緊張・解決へ導く G、Eなど

例えば、C(トニック)とAm(同じくトニック)は、機能が同じなので入れ替えても自然な流れになります
これが「代理コード」の考え方です。

補足:代理コードは“共通音”や“似た構成音”を持つため自然に響きます。
完全な置き換えではなく、メロディとの相性も確認しましょう。

代理コードの使い方例

  • C → Am → Dm → G
    CとAmはどちらもトニックなので、安定した雰囲気を保ちつつ、
    少し柔らかい印象に変化します。
  • C → Em → F → G
    Am と Em はトニック
    Dm と F はサブドミナント

Point

  • CとAm は「親戚のような関係」で、自然に流れる
  • Dm → G は次の展開につながる“橋渡し”のような役割
  • 代理コードを使うことで、聴き手に違和感なく変化を感じさせる

■ テンションコードで深みを出す

コード例:Cmaj7 → Dm7 → G7 → Em7

「テンションコード」は、コードに追加の音(7thや9thなど)を加えることで、響きに厚みや浮遊感を持たせる方法です。
この進行は、ジャズっぽさや幻想的な雰囲気を出したいときにぴったり。
特に「Cmaj7 → Dm7 → G7」は、落ち着いた雰囲気のAメロや、夜の情景を描く曲に合います。
また、解決感を出したい場合は、Em7のあとにCmaj7を加えてみましょう。

Point

    • 「maj7」や「m7」は、普通のコードよりも柔らかく、余韻のある響き
    • G7 → Em7の流れは、少し切ないけど前に進む感じが出せる
    • テンションコードは、メロディが細かく動く場面と相性が良い

迷ったときのチェックポイント

✅今のメロディに合ってる?
違和感なく歌えるか。

✅テーマタグと曲のテーマが一致してる?
例えば歌詞の雰囲気とコード進行のテーマがあっていない。
歌詞は明るい雰囲気なのにコード進行は、切迫感や、疑念など

✅構成の流れに無理がない?
繰り返し演奏して、自然な流れか確認をする。

✅似た雰囲気の曲を参考にしてみるのもアリ!
音楽サブスクで同じキーの曲を探して耳コピーしてみるなど

カポタストを使ってコードはそのままで、曲のKeyを変更してみる。
あわせて読んでみる👉ギター初心者こそ使いたい!カポタストの魅力と使い方ガイド

 

まとめ:これまでの内容とつながる“ひらめきリスト”

ギターを演奏する女性

今回の「ひらめきリスト」は、これまでの第1〜3回の記事をベースに、コード進行に迷ったときの“次の一手”として使えるように作りました。

第1回の記事では、初心者でも使いやすいコード進行テンプレートを紹介しました。
今回はそれをさらに広げて、テーマや構成別の進行を追加しています。

第2回の記事では、Aメロ・Bメロ・サビの構成ごとのコードの役割を解説しました。
今回はそれを補完する形で、構成に応じた具体的な進行例や展開の工夫を紹介しています。

第3回の記事では、コードとメロディの関係性に注目しました。
今回はテンションコードや代理コードなど、メロディのニュアンスに合わせたコード選びも加えています。

つまりこの第4回は、「コードが浮かばない…」という行き詰まりを突破するための
アイディア集であり、これまでの知識を実践に活かすための補助線でもあります。

ぜひ、第1〜3回の記事と合わせて使ってみてください。
きっと、あなたの曲づくりがもっと自由に、もっと楽しくなるはずです!

あなたの曲づくりのヒントになれば嬉しいです。
第1〜3回の記事と合わせて使うと、よりスムーズに作曲が進むと思います。

また既存の曲にコード進行なども研究してみるコード進行のアイデアも増えます。

次回は、同じキーでも雰囲気が変わる!ダイアトニックコードの使い分けを紹介予定です!

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