初心者必見!CUBASEの作業効率を爆上げする便利機能&隠れTips大全
「CUBASE、使いこなせてる気がしない…」
「“とりあえず使ってる”状態から抜け出したい」
「もっと快適に作業できるはずなのに、方法が分からない」
そんなモヤモヤ、感じたことはありませんか?
初期設定のまま使っていたり、便利な機能に気づかず遠回りしていたり…
実は、ちょっとした設定や隠れ機能を知るだけで、作業効率は劇的に変わります。
この記事では、初心者が見落としがちな設定、作業効率を爆上げする機能、地味だけど超便利な隠れTipsを紹介します。
「自分にもできそう!」と思えるような実践ポイントを中心に、すぐに使える内容を厳選しました。
この記事を読み終える頃には、「CUBASEって、こんなに便利だったんだ!」と感じてもらえるはず。
あなたの音楽制作が、もっとスムーズで楽しくなりますように。
初心者が見落としがちな設定項目
■ オーディオ設定の落とし穴 / 環境整備、音質向上
CUBASEをインストールした直後、意外と見落としがちなのがオーディオ設定です。
特にASIOドライバの選択やバッファサイズの調整は、レイテンシや音質に直結します。
「音が遅れる…」と感じたら、まずは 上メニュー
[スタジオ] → [スタジオ設定] → [オーディオシステム] を確認しましょう。
- ASIOドライバはオーディオインターフェースに対応したものを選択
- バッファサイズは録音時は小さく、ミックス時は大きく
- 「オーディオコネクション」で入出力設定も要チェック
オーディオ設定の落とし穴 / 環境整備、音質向上
CUBASEをインストールした直後、意外と見落としがちなのがオーディオ設定です。
「音が遅れる」「ノイズが入る」「録音がうまくいかない」と感じたら、まずはこの設定を見直してみましょう。
1. ASIOドライバの選択
CUBASEでは、ASIOドライバを使ってオーディオインターフェースと通信します。
汎用ドライバ(Generic Low Latency ASIO)では性能が不十分なことが多いため、
使用しているオーディオインターフェース専用のASIOドライバを選びましょう。
- 上メニュー「スタジオ」 → 「スタジオ設定」 → 「オーディオシステム」
- 右側の「ASIOドライバー」欄で、使用機材に対応したドライバを選択
- 例:Steinberg製なら「Yamaha Steinberg USB ASIO」など
ドライバが未インストールの場合は、メーカー公式サイトから最新版をダウンロードしてください。
👉Steinberg公式ガイド
2. バッファサイズの調整
バッファサイズは、音の処理量とレイテンシ(遅延)に関係します。
大きい数字に設定するとレイテンシ(遅れ)は少し大きくなりますが、動作は安定します。
設定方法:[スタジオ設定] → [オーディオシステム] → 使用ドライバの [コントロールパネル] から変更が行えます。
筆者が、”256″ に設定して問題なく使用できております。
3. オーディオコネクションの確認
オーディオコネクションでは、CUBASEとオーディオインターフェースの入出力を接続します。
ここが正しく設定されていないと、録音できなかったり、音が出なかったりします。
- 上メニュー「スタジオ」 → 「オーディオコネクション」(またはF4キー)
- 入力タブ:マイクや楽器の接続先を設定
- 出力タブ:スピーカーやヘッドフォンの出力先を設定
- 必要に応じて「バスを追加」して複数の入出力を管理
オーディオインターフェイスの Input が複数存在する機種は、必要に応じて [パスを追加] する必要がございます。
この3つの設定を整えるだけで、CUBASEの音質と安定性が大きく向上します。
「なんとなく調子が悪い…」と感じたら、まずはここから見直してみましょう。
ショートカットのカスタマイズ / 時短、操作効率
CUBASEはショートカットのカスタマイズが自由自在。
よく使う操作を自分好みに割り当てることで、作業効率がグンと上がります。
「再生・停止・ズームイン、ズームアウト」など、頻繁に使う操作から始めてみましょう。
-
- [編集] → [キーボードショートカット] から設定可能
- 自作ショートカット一覧を印刷してモニター横に貼るのもおすすめ
筆者は、トラックを追加を [T]
インストゥルメント トラック作成 [Shift + i]
全体表示 を[Shift + F]
下ゾーンの表示/隠す [Command + Option + B]
など設定しております。
作業効率を爆上げする機能
■ トラックプリセットの活用 / 時短、テンプレート化
お気に入りのボーカルチェーンやドラム設定を 「トラックプリセット」として保存しておけば、
次回以降のプロジェクトで即呼び出し可能。
「毎回同じ設定を繰り返してる…」という方には必須の機能です。
- トラック右クリック → [プリセット保存]
- MediaBayからプリセットを検索・読み込み可能
- EQ・インサート・ルーティング情報も含めて保存される
■ マクロ機能で複数操作を一括実行 / 自動化、効率化
CUBASEのマクロ機能を使えば、複数の操作をワンクリックで実行できます。
「録音 → 停止 → 保存」などの一連操作をまとめて登録すれば、作業がスムーズに。
- 「編集 → マクロ → マクロ定義」から作成
- ショートカットと連携させるとさらに便利
- 初心者向けマクロ例も別記事で紹介予定
■ MixConsoleのゾーン活用 / 視認性UP、ミックス効率
「トラックが多すぎて混乱する…」
そんな時に役立つのが、MixConsoleの「ゾーン」機能です。
必要なトラックだけを表示して、視認性と操作性をグッと高めることができます。
① ゾーン機能で表示を整理
MixConsole右上の「ゾーン」ボタンをクリックすると、表示するトラックを選択できます。
不要なトラックを非表示にすることで、フェーダーやエフェクトの操作がスムーズに。
- 「左ゾーン」「右ゾーン」「下ゾーン」の表示を個別に切り替え可能
- トラックの種類(オーディオ、MIDI、FXなど)でフィルター表示もできる
- 視認性が上がることで、ミックス時のミスも減少
② インサート・センドの表示カスタマイズ
MixConsoleでは、各トラックのインサート(Insert)やセンド(Send)の表示を自由に切り替えられます。
必要な情報だけを表示することで、画面がスッキリし、操作に集中できます。
- MixConsole上部の「設定アイコン(歯車)」から表示項目を選択
- インサートだけ、センドだけ、フェーダーだけなど柔軟に切り替え可能
- 複数トラックのエフェクト管理がしやすくなる
③ 下ゾーンでもMixConsoleが使えるように
Cubase 14以降では、プロジェクト画面の下ゾーンにMixConsoleを表示できるようになりました。
これにより、別ウィンドウを開かずにミックス作業が可能になり、画面切り替えの手間が省けます。
- 「Alt + F3」または「スタジオ → MixConsole(下ゾーン)」で表示
- ウィンドウ版と同じ機能が使えるようになり、操作性が向上
- トラックの並び順もMixConsole側から変更可能
ゾーン機能を活用することで、MixConsoleが「見やすく・使いやすく・効率的」になります。
ミックスに集中したい方は、ぜひ一度設定を見直してみてください。
地味だけど超便利な隠れ機能
■ ヒストリー機能(編集履歴) / 安心感、やり直し
「さっきの操作、戻したい…」そんな時に役立つのがヒストリー機能。
編集履歴を一覧で確認でき、過去の状態に一発で戻せます。
- 「編集 → ヒストリー」から履歴を表示
- 操作単位で戻れるので、Undoより柔軟
■ イベントのスナップ設定 / 精密編集、配置補正
MIDIノートやオーディオイベントの配置を正確に補正する「スナップ」機能。
グリッド・カーソル・イベントなど、用途に応じて使い分けることで、編集がスムーズになります。
- スナップの種類は8タイプ(グリッド、イベント、カーソルなど)
- クオンタイズ値と連携するとさらに精密な配置が可能
- 「編集 → スナップ設定」で詳細調整
■ オートメーションのコピー / 時短、統一感
オートメーションのコピーは、Altキー+ドラッグで簡単に実行可能。
「同じエフェクト設定を複数トラックに反映したい」ときに便利です。
- コピー元のオートメーションをAlt+ドラッグで複製
- 複数トラックの統一感を保ちつつ、時短にも貢献
まとめ
CUBASEには、初心者が見落としがちな設定や、作業効率を爆上げする機能がたくさん隠れています。
今回紹介した内容をひとつずつ取り入れるだけで、制作環境がぐっと快適になります。
今後は、今回の内容をさらに深掘りした関連記事も順次公開予定です。
「コード進行テンプレートの活用法」や「MediaBayの整理術」、「初心者向けミックスの基本」など、CUBASEをもっと使いこなすためのヒントをお届けしていきます。
「CUBASEって、こんなに便利だったんだ!」と感じてもらえるような記事を、これからも丁寧に更新していきますので、ぜひお楽しみに。
あなたの音楽制作が、もっとスムーズで、もっと楽しくなりますように。
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