第3回:【DTM初心者あるある】最初につまずくポイントと解決策
DTMを始めたばかりの頃、
「ソフトの設定がうまくいかない…」
「音が出ない!」
「どこから手をつけたらいいの?」
こんな悩みに直面した方、多いのではないでしょうか?
実はこれ、誰もが通るDTM初心者あるあるなんです。
そこで本記事では、これまでに多くのDTM初心者がつまずいたポイントを取り上げ、
具体的な解決策と、筆者自身の体験談も交えてわかりやすくまとめました。
👉 本記事は「DTM初心者シリーズ」の第3回です。
-
- 第1回:【超入門】DTMに必要な最低限の機材・ソフトまとめ
- 第2回:【DAWってなに?】初心者におすすめのDAW 5選 比較ガイド
- 第3回:【DTM初心者あるある】最初につまずくポイントと解決策 ← 今回の記事
- 第4回 モニターヘッドホン選び方 → 記事準備中
-
-
第5回オーディオインターフェイス選び方 → 記事準備中
-
DTM初心者が最初につまずく「あるある」とは?
DTMを始めると、必ずと言っていいほど登場するトラブルや疑問があります。
その多くは「知識不足」や「初期設定の理解不足」が原因。
でも安心してください。
これらのつまずきポイントは、一度クリアすれば一気に世界が広がる壁でもあります。
ここからは、特につまずきやすいポイントを5つ紹介します。
—
あるある.1:音が出ない!(オーディオ設定問題)
DTM初心者の一番の「あるある」がこれ。
DAWをインストールして起動したけど…
「鍵盤を押しても音が鳴らない」
「録音しても音が入らない」
何も進まず数時間が過ぎてしまう…
これは本当にあるあるです。
原因
- オーディオインターフェイスの設定ミス
- 入出力デバイスの指定忘れ
- トラックのミュートやソロ設定の見落とし
- 配線の接続不備
解決策
- DAWの環境設定を開く
- 「オーディオデバイス」欄で自分のオーディオインターフェイスを選択
- サンプリングレートやバッファサイズを確認
– サンプリングレートは44.1kHzでOK
– バッファは最初は256〜512サンプルが安定
👉 この流れを押さえておけば、音が出ない問題の9割は解決します。
あるある.2:パソコンが重い、すぐ落ちる(スペック不足)
「ソフト音源を立ち上げたら固まった…」
「録音中にプツプツ音が入る…」
DTMは意外とPCのメモリ性能を多く使う作業です。
解決策
- メモリは最低8GB、できれば16GB以上
- ストレージはHDDよりSSDを推奨
- 不要なアプリを閉じてから作業する
特にメモリ不足はDTMあるある。音源を複数使うなら、16GBはほぼ必須と考えましょう。
筆者は DAWソフト Cubase を主に使用していますが、ディスク容量についても注意が必要です。
Cubase 14 の空き容量要件
-
Cubase Pro / Artist 14:75GB以上
-
Cubase Elements 14:55GB以上
(引用元:Yamaha公式リリースPDF)
実際のインストールサイズは30〜35GB程度ですが、アップデートや追加音源も考えると、80GB以上の空き容量を確保しておくと安心です。
筆者自身も「録音したオーディオファイルが再生されない」というトラブルを経験しましたが、ディスクの空き容量を確保したことで解決しました。
あるある.3:DAWの操作が難しすぎる!
「ボタンが多すぎて意味不明…」
「どこから曲作りを始めればいいのかわからない…」
👉 これも典型的な初心者あるあるですね!
解決策
- まずは1曲を最後まで作ることを目標に
- 使う機能を絞る(録音 / 打ち込み / エフェクト最低限)
- 無料体験版や無料ソフト(GarageBand / Cakewalk)で練習
- 既存の曲をコピーしてみる(耳コピや打ち込み)
DAWは「慣れ」が大事です。全部を覚えようとするより、最低限の機能で曲を完成させる経験を優先しましょう。
(参考:第2回記事「DAW選び」部分)
引用元URL
あるある.4:MIDIキーボードが必須だと思っていた
「MIDIキーボードを持っていないとDTMはできない」
実はそんなことはありません!
もちろん予算に余裕があったり、形から入りたい方は購入することをおすすめします。
解決策
- 最初はマウス入力でも十分
- コード進行やメロディを打ち込みたいときに、あると便利
- 後から必要性を感じたら購入すればOK
最初から無理に揃える必要はありません。まずは手元の環境で曲作りを楽しむことが最優先です。
あるある.5:音がしょぼい…理想の音にならない!
「どうしてもプロの曲みたいな音にならない」
「自分の作った音がペラペラに聞こえる」
これも最初に立ちはだかる壁です。
解決策
- まずは付属音源を徹底的に使いこなす、ツマミの効果や音源操作を覚える
- 無料のプラグイン音源やエフェクトを導入する
- モニターヘッドホンで細部を聴き取る
特にヘッドホン環境は重要です。
普段使いのイヤホンでは低音や定位がつかみにくいため、
リスニング用ではなくモニタリング用を選ぶことをおすすめします。
まとめ:DTM初心者あるある|最初の壁を越えれば一気に楽しくなる!
この記事では、DTM初心者が最初につまずくポイントと解決策を紹介しました。
初心者あるある5選
- 音が出ない → オーディオ設定を確認
- PCが重い → メモリ・SSD強化、不要アプリ終了
- DAWの操作が難しい → 最低限の機能で1曲完成
- MIDIキーボード必須と思い込む → マウス入力で十分
- 音がしょぼい → 付属音源&モニターヘッドホン活用
👉 ポイントは「完璧を目指さず、まず1曲を完成させること」
今日の小さな成功体験が、半年後の大きな成長につながります。
次回は「モニターヘッドホンの選び方」について、さらに深掘りしていきますのでお楽しみに!
コメント